小説の記録

ちょっとした感想の記録

春にして君を離れ

たまにはミステリー以外も。

結構前から購入していたもののあまり気が進まずようやく。

ほぼジョーンの思考や回想で話が進むのに、先が気になってすぐ読んでしまった。アガサクリスティの心理描写はやはりすごい。

タイトルを見てさわやかな物語と思いきや、最後まで読んでみるとじわじわと恐怖のようなものがくる。最初はロドニーが気の毒と思ったが、読み進めていくとジョーンとロドニーは似たもの同士なのでは、と。

自分の普段の言動も考えさせられる一冊でした。